世界を目指すIT少年の学習記録

世界を股にかけITを武器に暮らしていく!ことを目指す少年の備忘録。本のレビュー、勉強したこと、学んだことなどを記録していきます。

ウェブマーケターからUXデザイナーに転向しました。その理由と今後の展望

10月から会社は変更しませんが、ウェブマーケターからUXデザイナーに転向することになりました。

名称としては、UXデザイナーですが、実際にやることはスクラム開発でいうProduct Ownerだったり、ディレクターとか呼ばれるような「何を作るかを定義する人」です

 

役割としては「よりサイトの体験をよくし、その結果事業に貢献する」という役割になっています。主にやることはABテストなどがメインですが、サイト自体に手を入れる職種への変更となります。

 

なぜ、転向しようと思ったか、その理由と今後何をしたいかを自分のメモがてら綴ります。

 

目次

 

なぜ転向しようと思ったか

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理由は主に2つです。

1. 現状の環境に満足していたので、あえて難しい方向へ行くべきだと思った

2. もしかするとよりUXが本質的なのではと思っている

からです。

 

理由1:現状の環境に満足していたので、難しい方向へ飛び出るべきだと思った

正直、今の職種も部署にも超絶満足していました。

メインはウェブ広告を媒介にした集客でしたが、おそらく日本国内でもトップクラスの金額を動かす経験や、20人弱のプロジェクトのリーダーみたいなのもやらせてもらったり、半年に一回くらいは海外出張行かせてもらえたり、

職場の環境も良くてホワイトだし、周りの人はみんないい人だし、給料もよいし、評価も適切にされているし、自分もパフォーマンスを発揮できているし、、、etc

 

って書くと、え、じゃあ今のままでいいじゃんって話かと思うんですが、

まだ三年目なんですよね(驚)

これが引退間近の50〜60代のおっちゃんなら、いっちょあ上がりでいいんです。

けど、三年目のペーペーがこんなに心地良く感じていたら問題なんですよね。

これが一番の理由でした。

 

今まで振り返っても、あえて厳しい状況へ飛び込むときに自分は成長したし、そういうときに一番やりがいを感じていたので、転向するのが適切だと判断しました。

あと、マーケターとしてやってみたかったことは達成できたので、区切りがついたというのも一つあります。

入社してから、50歳になるまでキャリアパスみたいなのを描いているのですが、その中で3年以内に達成したいと思っていたデータサイエンスとマーケの融合みたいなのを達成できたので、まあ区切りついたなと。

乗りに乗っているぜ!みたいなタイミングこそやめどきなんだろうな的な、安室ちゃんみたいにね

 

基本属性はスポーツ少年なので、やっぱりうまくなったり強くなるには、常に自分が難しいと思うことにチャレンジし続けたり、筋トレのウェイトの負荷を上げ続けないと人は成長しないですからね。

一回くらい靭帯断裂するくらいチャレンジしたほうがいいぜ!ってな。(今回の転向は靭帯断裂とかしなそうだから、次は靭帯断裂していきたい)

 

 

じゃあUXってそんなに難しいチャレンジなんですか?っていう話なんですが、それが実際難しいと感じたんですね。

なんで難しいかなと思ったかというと、副業として60万PVくらいのサイトを縁があって運営していました。(CSとかまで含め開発以外は全部)

サイトは、いわゆるユーザーが自分たちで作るUGMってやつです。(副業申請通っているので、公言無問題だが、具体的なサイト名は書かない)

 

そのサイトを日々改善を行っていく中で、

思ったとおりにユーザー行動が変容しない!

良かれと思って改修した機能に対してユーザーから不満をあげられる!

などが結構発生しました。

 

そこで明らかに、UXってむずい。ユーザーの行動を変容させるのってむずい。ユーザーが本当にもとめているものを探るのってむずい。って強く思いました。

だからこそそこに向き合っていきたいと思ったりしました。

※別件ですが、CSの大事さもそのサイトを通じて実感しました。CSとUXや開発は組織として、密に接合すべき

 

 

 

理由2:(もしかすると)より本質的な役割なのではないかと思っている

にわとり卵問題という問題があります。

にわとりが先か、卵が先か、どっちもないと始まらないからどっちから始めるべきかわからないみたいなやつです。

 

マーケ(集客)とUX(サイトの質)もにわとり卵にすごい似ていて、

・集客できてもサイトがイケてないと穴の空いたバケツ

・サイトがイケていても、誰も来なかったら意味ない

みたいなのがあります。

前者は大企業に多く、後者はスタートアップに多いかと思います。

どっちも切っては切り離せないくらい大事ってことですね。

 

じゃあ、再度にわとり卵に戻ると、どっちがより重要かでいうとにわとりだと僕は思います。

なぜって、卵だけあっても孵化しないし、孵化しても鶏になる前に死ぬから。

でもにわとり先にいれば、卵産めるかもだし、卵孵化できるので、なんだかんだにわとり大事じゃね。って思っています。

 

マーケとUXでいうと、より大事なにわとりはUXかなって思っていて、

前提、マーケがある程度できている場合はですが、最終的にユーザーが愛してくれるような最高のサービス体験を作り出すことが、最強の競合優位性なのではないかと思っているからです。

例えば、Instagramってもはやマーケいなくてもほぼほぼユーザーは毎日使ってくれますよね?

まだ新規獲得とか、ブランディング目的でのマーケはやっているかもですが、集客っていう目線は非常に小さいと思っています。他にも、AmazonとかもECの中ではそれに近しいし、Googleもそうですよね。

また、ウェブマーケの世界ではSEOとかからSXOという話がでてきていて、SXOとはSearch Experience Optimizationの略かな?で、何かでいうともうGoogleアルゴリズムが高度になりすぎて、手先のテクニック効かないから、サイトのエクスピリエンスをより良くするしかなくない? みたいな話が出てきています。そういう流れも、今後よりUXに寄っていく一つの流れかなと思っています。

 

 

今後やりたいと思っていること

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今後やりたいと思っていることはサラッと。

ABテスト屋さんではなくて、本当のサービス全体を見れるCXO的役割

本当のUXデザイナーって、ABテストに勝ちまくる人ではなく、サービス全体をよくすることにコミットできる人です。

UXの話でよく出てきますが、UXってサイト上での行動に限らず、サイト外やサービス全体の設計をよくすることが最終ゴールです。

そうなると、今後より必要になるのは、集客からサイト改善からブランディングからCSから上流から下流までわかって設計できるようなCXO(Chief Experience Officer)みたいな人じゃないかなって思っています。

ので、そのような人を目指すことをゴールにしています。

 

Data driven&User centered デザイナー

UCD(User Centered Design)という言葉は結構一般的だと思いますし、ユーザーを中心にすることが前提というのはUX界では当たり前なんだろうなという風には思っています。ただ、定性的観点も結構多いなと思っているので、データ・ドリブンでさらに仮説を強くすることができたらめっちゃ強いんじゃないかなって思っています。

SQLとTableauやJupyterなどを用いて、定量的に分析したり、場合によっては機械学習アルゴリズムで特徴量抽出したりみたいなのまでできたらすごい強いですよね。

おそらく今後はUXの世界にもデータサイエンスとの融合みたいなのも広がっていくと思っています。

実際、あの

IDEOもデータサイエンス集団を買収しコラボしたり(Using Data Science to Design Human Connection | ideo.com) 

データサイエンティストがプロダクトマネージャーになったり(Why good data scientists make good product managers (and why they’ll be a little uncomfortable)

)、Airbnbはデータ分析基盤をきちんと構築したり(Experiments at Airbnb – Airbnb Engineering & Data Science – Medium)

など世界的な動きが見えてきています。

その、流れを組んで自分もUser Centeredを持ちあわえたData DrivenなUXデザイナーになりたいと思っています。

 

 

さあ、UXの勉強もめっちゃしなきゃ。笑

今は、IAに関する良書だという↓の本を読んでいます。

理解の秘密―マジカル・インストラクション (BOOKS IN・FORM Special)

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